【販売戦略】100%ポイント還元でも販売側が儲かる仕組みを理解する
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楽天スーパーセールを利用していると、重ねられる割引全部利用すると90%ポイント還元いくような商品を目にしました。1万円で買って、9千ポイント還元みたいなケースです。どんな仕組みで販売側は儲かるのか?購入側は本当にお得なのか考察してみました。
販売側の立場で考える
100%還元でも半額と同等
ここが1番のポイントです。販売額と同等の額をポイント付与しても儲けられるモデルを考えます。例えば、楽天セールで1万円で1万ポイント還元される商品を販売したとします。お客さんが1万円出して購入しました。当然楽天(販売)側はこれで1万円が手に入った訳です。お客さんは後日付与された1万ポイントで楽天市場なりコンビニなりで何かしら購入します。事実を整理すると、額面2万円の商品を1万円で購入したということです。これって半額と同じですよね?楽天(販売側)は生産コストが半額未満であれば、実質儲かる訳です。生産コスト3千円の商品を1万円で買ってもらい、同じく生産コスト3千円の商品を1万ポイントで買ってもらう。生産コストは合計6千円ですが、1万円頂いているので4千円儲かりました。
200%還元でも販売側が回る
生産コストを抑える事が出来れば、200%還元セールであろうが販売側は儲ける事が出来ます。生産コスト20%だとします。買い手は1万円+2万ポイントで額面3万円分購入したとします。生産コストは3万円の20%で6千円です。販売側はこれでも差し引き4千円儲けられます。
ポイントが即使えない仕組み
注意点としてはポイントが即座に対処セールに再利用出来るとポイントだけで商品購入の無限ループが出来てしまいます。楽天だと付与時期も後日ですし、次の楽天スーパーセールまでには使い切らないといけない期間限定ポイントになっています。
販売側は100%還元はしない
ほとんどの買い手は100%還元=無料の感覚が強いと思います。実際に100%還元セールをしてしまうとお客さんにこの事実に気付いてしまいます。「100%還元って実質タダじゃん!」「でも何か思った以上に負担が掛かる」と何かしら違和感を覚えます。20%、30%還元じゃ見向きもしなくなります。あれやこれや技を駆使して4割引が丁度良いのかもしれません。
買い手側の立場で考える
お得度を推し量ろう
高還元セールは幻想なのか?基本的には間違いなくお得です。ただどれくらいお得なのか理解しておく事が大切だと思います。
100%還元は無料と同等か?
販売側の立場では100%ポイント還元セールは半額セールと同じ儲けである事に辿り着けました。買い手の立場でも100%ポイント還元セールがもしあったら、半額位の価値しかないのでしょうか?これはポイントの種類によって異なります。例えば、楽天ポイントやdポイント、Pontaポイントなど、使える幅の大きなものは「実質無料」の価値を見出せると思っています。これはポイントの有効活用が鍵となります。
ダメなポイントの使い方
ポイントに良い使い方、悪い使い方なんてあるの?と聞くかもしれませんが、これはあります。無駄遣いや単なる浪費は勿論NGですが、他のキャンペーン対象になっている商品をポイントで購入する事も機会損失になり、もったいないです。
良いポイントの使い方
無駄遣いなく、他のキャンペーンの邪魔にならないようなポイントの使い方がお得ですね。楽天ポイントの場合、期間限定であれば、楽天でんき、楽天モバイルでの利用や楽天Payを使ったスーパーやドラッグストアでの生活用品、食材の購入が良いですね。通常ポイントであれば、楽天カードの支払いに利用するのがお得になります。
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