【感想】本『改訂版 金持ち父さん 貧乏父さん』
ロバート・キヨサキさん著『改訂版 金持ち父さん 貧乏父さん』を図書館にて借りてきました。(図書館便利ですね)
万人が勉強になる良書
人生の考え方からお金の具体的な増やし方まで、幅広いアプローチで書かれている良書だと思います。誰が読んでも、響く言葉が見つかるはずです。金持ち父さんは、答えを教えてくれず、ひたすら考えさせ、経験させます。これが本書の肝となります。
自分の頭でよく考える
どうやったら、お金が手に入るのか、よく考える。周りの言葉を鵜呑みにしない。
お金の知識を増やす
お金の知識(ファイナンシャル・インテリジェンス)を増やしなさいと言われ続けます。金持ちはお金に働かせて、自分で働かなくてもお金が増え続ける状況を作る。貧乏人はたとえ一攫千金で手元に大金が転がり込んでも、浪費するしか能がなく、すぐにお金を失ってしまう。
支出を減らし、マネーマシンを作る
収入を増やすだけではダメ。支出を抑える、負債をなくす、資産を増やす。
このあたりがキーワードとして出てきます。
資産:自動でお金を生み出すもの。不動産、株式、債権、特許など
負債:資産の逆。所有するとお金が出ていくもの。住宅ローン、自動車ローンなど。
合法的にお金を守る
個人事業主になり税金対策するなど、法律を徹底的に理解することで、金持ちから税金を取る事は実質不可能的な書き方をしています。割を食うのは知識のない中流階級だと言います。
本質を突く内容
初版発行は1997年とかなり昔になりますが、困難の乗り越え方、成功の仕方が学べるビジネス書として、腐る事なく、ヒットし続けています。
気になるところ
税金を払うな、搾取されるな、と非人道的な印象を持つ人もいるかも知れません。
例として、さらっと、何百万ドルも稼いでしまうし、低賃金で人を雇っても知識が足りない人が悪いという理屈で進むので快くはないです。
ただ、私の人生の指針を決める1冊になりそうです。今後の人生設計をする上で読んでおく事をお勧めします。